耳鳴り サプリメント、サプリメントに頼らず耳鳴りを治す方法

　耳鳴りというのは、耳で異常な音を感じるのですが、実は耳以外の場所に障害が起きることによって、耳鳴りが起きる場合が多いのです。例えば、高血圧や貧血のような血管系の病気で生じることもあれば、頭部のけがや筋肉がけいれんすることで生じる場合もあるのです。



　耳鳴りを持っていない普通の人でも、海に潜ったり、飛行機に乗ったりしたときなどに、耳鳴りを経験した方も多いと思います。いろんな理由で起きる耳鳴りですが、その音の違いによって、耳鳴りが生じる原因をある程度特定できるので、耳鳴りの症状とその特徴、チェック方法などを紹介します。



　最初は、薬による耳鳴りについて説明します。

　抗生物質としてよく知られているストレプトマイシンや抗がん剤などには、難聴や耳鳴りを起こしやすいものがあります。難聴や耳鳴りを起こしやすい薬を使用する時には、使用する医師もそのあたりのことをよく理解しているので、聴力検査をしたり、患者さんの状態を確認しながら投与されます。副作用の少ない薬が開発されているので、最近ではあまり使われなくなってきていますが、そういう薬もあることを知っておいてください。



　もし、そのような薬を投与される場合があれば、医師とよく相談して別の薬に代えてもらうことも考えなければなりません。耳鳴りや難聴という副作用を起こす薬は、投与する側の医師がよく理解しているので、それほど神経質に考えることはないと思います。



　薬局などで売られている市販のかぜ薬や鎮痛剤などにも耳鳴りを起こすものがあるので、医師に投与される薬よりも、市販の薬に注意をしたいですね。市販薬を使って、耳鳴りの症状が必ず現れるというものではありません。個人差があるので、まったく現れない人もたくさんいます。仮に、耳鳴りが起きたとしても、たいていの場合、一過性で終わります。でも、耳鳴りを生じやすい人は、薬を購入する際に、薬剤師の意見を聞くなどして、注意したほうが良いのは間違いありません。